one day store

2017年11月号

同世代が創り上げるセレクトショップ。

わん・でい・すとあ

2016年6月に新規OPENしたone day store。経営する2人のこだわりが詰まったセレクトショップ。立ち上げ当初から多くの若者に支持され、全国的な認知度を誇る。

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仕事に対するイメージとのギャップはなし。

-今日は雑談形式にさせていただきます 笑。では自己紹介をお願いします。

渡邊敬之29歳、山梨県出身です。(以降、渡邊

吉野です。出身は埼玉県。新潟に来て3年目。よろしくお願いします。(以降、吉野

-さっそくですが、この仕事を選んだ理由はなんですか?

渡邊:中学生の頃から原宿で買い物する様になり、その時に影響を受けて服屋で働いてみたいと思いました。

-吉野さんは?

吉野:高校の時にファッションにのめり込み、その頃からファッションに関わる仕事がしたい、バイヤーとして世界を駆け回りたいと思っていました。

-今の仕事の前は何をされてましたか?

渡邊:アパレルです。開業資金を貯める前は、佐川急便、土方、海外でサッカーのコーチをしました。

吉野:僕はずっとアパレルです。学生時代はセレクトショップでアルバイト、卒業後は大手アパレル会社に就職して働いていました。

-なるほど。以前の仕事はどうでしたか?つまらなかったですか?

渡邊:つまらないとか面白いとかというよりも、お店を出す為のお金を貯めるのに必死で働かなくちゃという感じでした。

吉野:楽しかったです。もちろん大変なこともありましたが、充実はしていたのでつまらないと思ったことはなかったです。アパレル業なので、とにかく結果を出さないと!と思っていました。

-少し対照的ですね 笑。少し学生時代のことについてお聞きします。学生時代、仕事って聞いたらどんなイメージを持ちましたか。

渡邊:サッカーの専門学校に通っていたので、サッカーで食っていけなかったら、アパレルで就職したいと考えていました。自分がしたい仕事以外はしたくないと考えていましたね。

吉野:好きな洋服の仕事ができると思うと楽しみでしたね。自分が学生の頃は、就職氷河期だったので、今思うと仕事に対するイメージはかなり楽観的だったかもしれませんね 笑。

-学生の頃、将来について悩んだことはありますか?

渡邊:学生の頃は悩まなかったです。就職1年目はサッカー関係の仕事に就いていたのですが、アパレルに転職しようか悩みました。結局その仕事を辞めてアパレルに行きましたね。

吉野:僕はあまりなかったというか、自分にはアパレル業しかないと思っていました。

-渡邊さん、どうしてアパレル転向を決めたのですか?

渡邊:サッカーでは周りに勝てないと思ったからですね。自分の活躍できるフィールド、自分の勝てるフィールドで戦うことが大事だと思いました。時には諦めも大事かなと。自分がどっちで結果を出せるか考えた結果です。

-アパレルを目指すにも考え方がお互い少し違っていたのですね。では、今の仕事についてお聞きします。実際に仕事をしてみてイメージとのギャップはありましたか?

渡邊:ギャップはないです。お店を出すまでに全てを経験してきたし、起こり得ることも想定してきたのでギャップはなかったですね。

吉野:特にありません。

-ここは一致しましたね。渡邊さん、ギャップがなかったことについてもう少し詳しく聞かせてください。

渡邊:24時間365日、ずっと夢を叶えることを考えてましたからね。それに伴う具体的な行動もとってきました。やりたくない仕事をやったり、海外で夢のために仕事して経験を積んだり...そういった経験がギャップを感じなかった要因なのかもしれません。

2人が新潟でセレクトショップを経営する意味とは。

-吉野さんはどのようなきっかけで新潟に来たのですか?

吉野:前の会社の転勤で新潟に来ました。その時one day storeにお客で来ていて。代表の渡邊の誘いで今に至ります。

-もともと知り合いではないんですね。普段は何をしていますか?

渡邊:日によってやることはバラバラですね。その時の気分や思い付きで行動します。先に予定をたてるのが苦手なので。

-吉野さんは?

吉野:主にショップ巡りをしています。セレクトや古着屋関係なく、常に気になった洋服屋があれば県内外関係なく行っています。あとはコーヒーが好きなのでカフェ巡りとか。最近はスケボーもはじめました。

-学生時代の友人とは今でも連絡を取りますか?

渡邊:友達は大分変わりましたけど、もちろん連絡はとります。ただ周りには生きること、仕事、日々の生活に情熱をもって生活してる人が多いですね。パワーをもらえます。

吉野:普通に取ります!見事にみんな異業種で働いているので、色々な話を聞けて面白いし、ビジネスチャンスも発見できたりします。

-これまでの友人との繋がりも今に活きているんですね。ところで新潟は好きですか?笑

渡邊:好きです。住みやすいし、人も優しい。でも寒いのは苦手です。

吉野:大好きです!第2の故郷!

-ありがとうございます。では、新潟で仕事をするということに意味はありますか?

渡邊:あります。地元では、色々条件を考えた時にあてはまらなくて。新潟の10~20代の男女は、ファッションに対するテンションが高いので、新潟でやってみたいと思いました。

吉野:僕もあると思います。全体的にファッションシーンが低迷していると言われている中で、新潟の10代・20代の学生さんたちはファッションに対する意識が高いと思っています。そういう子たちの役に立てることは自分にとってはとても意義があると思っています。

-仕事の原動力はなんですか?

渡邊:格好良い店を作りたいという思いです。あとは、来てくれたお客さんが喜んでくれると頑張ろうって思います。

吉野:「one day storeに来るお客さんや新潟のファッションシーンに少しでも役に立てれば」を心に留めてやっています。

-大好きな服の仕事ですが、嫌いなところはありますか?

渡邊:特にないです。あったとしても楽しいことばかりではないので、楽しむ為の前準備と言い聞かせてやります。

吉野:みなさんも同じだと思いますが、無駄なオーバーワークや休みが取れないとかですかね。よく働くのも大事ですが、よく遊ぶことも大切だと思っています。

-では最後に。就職や将来の自分に悩んでいる若者に向けてのアドバイスをお願いします。

渡邊:自分が勝てるフィールドで戦う(仕事をする)べきだと思います。社会に出ると自分より凄い人ばかりなので。その中で生きていくには、ちょっとでも自分の強みを活かせる仕事に就くべきだと思います。強みがなかったら、自分の中で少しでも好きなこと、興味のある分野の仕事をするのが良いと思います。

吉野:やりたいことがある人はあまり深く考えず、自分のやりたいことに素直に従うことだと思います。ない人はとりあえず悩む時間がもったいないので、今やれることを一生懸命やること。それを続けていくうちにやりたいことに広がっていくと思います。

-渡邊さん、吉野さん、貴重な時間をありがとうございました。

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「服が好き」という共通事項で繋がった渡邉さんと吉野さん。同世代ということもあり、仕事中も笑顔が絶えない。類は友を呼ぶとはこのこと。自分たちの活躍できるフィールドで存分に成果を発揮するone day store。今日も客足が途絶えることはない。

【名前】渡邉 孝之(わたなべ たかゆき) /【血液型】AB型 /【出身地】山梨県 /【尊敬している人】中田英寿 /【今気になってるモノ・コト】80s 90sファッション、カルチャー /【お気に入りのファッションブランド】コンバース /【趣味】サッカー /【特技】サッカー /【休日の過ごし方】思い付きでどこかに行くこと。 /【10年後の自分】服屋

【名前】吉野 巨樹(よしの ひろき) / 【血液型】O型 /【出身地】埼玉県 /【尊敬している人】たくさんいます /【今気になってるモノ・コト】セレクトショップや雑誌等が、近年積極的に古着を取り上げていること。若者のファッションやトレンドと、古着がどう化学変化していくかが気になります。 /【お気に入りのファッションブランド】古着、COMME des GARCONS、RAF SIMONS、SAINT LAURANT /【趣味】洋服、音楽、カフェ巡り /【特技】お客さんのスタイリング /【休日の過ごし方】カフェ・洋服屋巡り /【10年後の自分】バイヤーとして世界中を飛び回っていると思います。

one day store

〒951-8063

新潟市中央区古町通3番町659

▶同世代が創り上げるショップone day store。同世代ということもあり、店内はとても穏やかな空気に包まれている。海外への買い付けも多く、全国から問い合わせが殺到している。

▼シンプルな店内には、こだわりの商品が数多く並んでいる。もちろん筆者も常連の1人。

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